第48回 全国保育問題研究集会

6月5・6・7日(金・土・日)と、就実大学(岡山市)を会場に行われた「第48回 全国保育問題研究集会」に参加してきました。

昨年から「認識と表現―科学」の分科会の運営委員を務めさせていただいているので、先ず、金曜日夕方の分科会打ち合わせに参加した後、土曜日は9時15分から16時30分まで分科会、日曜日も9時15分から11時30分まで分科会に参加してきました。

今回の提案は2本。「栽培とクッキング」の実践と「蚕の飼育」の実践でした。どちらもしっかりした実践で、大変勉強になりました。

実践報告を聞き、討論をしながら、「科学」に関する保育実践は、大まかに次のようなステップを踏むのかなぁと考えました。

1.実物を見る・触れる、2.実物をよく観察する、3.不思議さ・面白さに気づく、4.「なぜ?」という問いに対して仮説を立てる、5.仮説を検証する、6.認識を深める。

同じ運営委員の藤井修さんが「科学に関する実践は、実物を目の前にして対話できるところに強みがある」というような趣旨の話をされて、なるほど、なるほど。

僕が研究している想像や空想、ごっこ遊びなどは、いずれも実物がない中で、想像を頼りに子どもたちはどのように表現し認識を形成するのかを問題とします。今回はそれとは逆ということで、実物を前にしたとき、子どもたちはどのように対話するのかなぁと非常に興味を持ちました。

また、実物が目の前にあるということは、ごまかしが効かないということを意味します。つまり、それを提示する保育者自信も、実物に対する正しい知識と技術を持って、そうして環境設定や場面設定、実践の計画や展開を工夫していかなくてはいけないというところに、二段構えの難しさを感じました。

1日目の討論は、どちらかというと科学に関する保育実践プログラムのレシピの紹介、という印象で、討論もそれほど深まった印象はなかったのですが、2日目は、子どもたちにいかにして「気づき」をもたらすか、など、保育の方法にとどまらず、質に関する討論ができて、非常に楽しく勉強になりました。

提案してくれた実践者のお二人、参加者の皆さん、運営委員の皆さん、そして岡山集会の実行委員の皆さん、本当にありがとうございました。

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